今日はしつけ関連の教室をハシゴしてしまった。
たまたま行きたいと思っていた教室の日取りが重なってしまったので仕方なくなのだが、ことりにとってはハードスケジュールになってしまった。
ことりは愛想の良い性格なのだが、人や犬を見ると喜びのあまり理性がポーンとどこかへ行ってしまうところがある。
ドッグランへ行くと満面の笑顔で行ったっきり帰ってこない。
さらに困るのが学校だ。
カットの時になると他のモデル犬や生徒や先生が気にかかり、台の上でしっぽをふりながらウロウロしている。
自分の保定もヘタクソなんだけど、なんとかしないとカットが出来ない。
最初に行ったのは江東区のしつけ教室だ。
幼稚園らしくお遊戯の曲みたいなBGMが流れるなかで始まったしつけ教室。
沢山の人と犬達を見て遊びたいモード全開になってしまったことり、おやつを見せてお座りと言っても見向きもせず他犬にしっぽをふっている。
先生の指示にしたがってアイコンタクトをとろうとしてもキョトキョトしまくっている。
飼い主との信頼関係はいまひとつということなのか?
なんだかショック。
中にはすっかりしつけが入っている人もいて、ゲームで20秒間に八回もおすわりに成功させていた。
沢山おすわりが出来た人は景品にドッグフードがもらえる。
少なかった人は罰ゲームでしつけの先生の本を買って下さいと言われた。
なんだそりゃ〜?
しつけが出来てないから教室に通うのだから出来なくても罰されなくてもいいのでは・・
まぁ本は買いませんでしたが^^;
次にいったのは銀座のセラピードッグ協会の講座。
セラピードッグの訓練なのだが、それ以前のマナーも教えてくれるようだ。
もともと捨て犬だったセラピー犬たちを実際に見れたのは貴重だった。
人の歩調の早さに合わせてゆっくりと歩いてくれる。
とてもおだやかな目をした子たちだった。
そのうちの小さめの一頭にことりがしっぽをふる。
その子もことりが気になるのかちらりと目をやる。
が、足をとめることなくゆっくりとインストラクターの横について歩いていった。
ことりだったらとびついてしまうんだろうな。
最初にセラピー犬の訓練の様子を見てから、自分たちも実際に訓練をしてみる。
学校のハンドリングの授業でリードをもつやり方とは違う、右手でリードを巻き、左手でさばく独特なひき方をする。
セラピー犬にまざり、輪になって歩いて、足下にちゃんとついて歩くヒールの訓練をする。
すぐ前に歩いている犬のおしりのにおいが気になってリードをひきまくることり。
「ヒール、ヒール」と声をかけながらあるく。
「ヒール」はまだいいんだけど「グッドボーイ」というのは相当恥ずかしくて照れる。
褒めるのはオーバーアクションでしないといけないらしいのだが、妙に小声になる。
それでもみようみまねで歩くうちになんとなくだけど歩けるようになってきた。
歩かせたあと「シット」というと意外にもおすわりするではないか?
さらにふせまでちゃんと出来てしまった。
さっきまで別なしつけ教室であなたたちは全然しつけが出来てないといわれてがっくりしていたのがウソのよう?
最後にほめてあげてくださいの声でことりをうんとホメてあげる。
ことりは私に飛びつき、横で見ていたインストラクターさんにも抱きついて有頂天になっていた。
ことり、本当にお疲れさま。
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